しょうがない。やるか。

「黄龍総長!」

俺は、二人に人質を立たせるように言い、握り拳を作った。

「こいつがどうなってもいいのか?」

「祥太!っ、約束が違うだろう!」

「祥太も、なんで抵抗しないんだよ」

「約束などした記憶がない。それに、守る義理もない。」

「強いくすりを嗅がせたからな。
まだ意識が戻ってないんだよ。ククッ」

俺は、人質を殴ろうとした。

やはり。
黄龍総長はこっちしか目に入ってない。

周りにいる下っ端など気にせず、真っ直ぐこっちを睨みつけている。

ニヤリ

近くにいた下っ端がバケツリレーのようにして、静かに回ってきた鉄パイプを振り上げ、

殴った。


ククッ、作戦通りだ。

黄龍総長は、崩折れ、やがて意識を失った。