「何?あれ」
ぼくはいま廊下にいる
川下といっしょに。
ぼくが連れ出した形になっていて
ちょっと不審かもしれないけど
この際そんなことどうでもいい
問題は
何故あんな内容の手紙が送られてきたか、だ。
本当になんなの?
俺は聞いたらいいのか
言ったらいいのかわからずにしばらくの沈黙が続いた
「…柊には、好きな人…………いる、の?」
……何をそんなに可愛く言ってんの?
歯切れながらそういう川下はいつものように
強気ではなくて、少し戸惑う
けどまぁ、
「いるよ?」
別に言ってもいいかな。
「あ……そう、なんだ」
「てか何?気持ち悪いよ?」
冗談半分でからかってみる
いつものように怒鳴ってくるのかと思っていた
んだけど
なんで、
どうして、
「っ……」
そんなに傷ついた顔してんの?



