幼なじみ。

今日の練習は19時までに終わったので、マネージャーが家まで送ってもらうこともない。

練習が終われば、みんな散り散りになって帰って行く。


だれが帰ったとか、だれがまだいないとか、そんなのはわざわざ数えない。



あたしは途方に暮れて、マットの上にへたり込んだ。


「こんなとき…大ちゃんがいてくれたら…」

思わず、大ちゃんの顔が思い浮かんだ。


いつもならいっしょに帰るから、あたしがいなければすぐに気づいてくれるはず。