幼なじみ。

だれもいない体育館。
その奥にある体育倉庫。


重たい倉庫の扉を横に引いて、あたしは中に入った。

バスケットボール入れは、得点板の向こう側に見えた。


倉庫の中は薄暗く、得点板の脚につまずいて転けそうになった。

なんとかバスケットボール入れに近づき、その中にボールを入れた。


「よしっ」

仕事が終わり、手をパンパンとはたく。


あたしが開けっぱなしにしたドアから、沈みかけている濃いオレンジ色の太陽の光が漏れていた。