幼なじみ。

あたしもその隣にちょこんと座った。


夏の夕方はなかなか陽が落ちなくて、周りの木々に留まるセミたちもミンミンと元気よく鳴いている。



「なぁ」

日陰のベンチに涼しい風が吹いたとき、大ちゃんが久しぶりにしゃべった。


「…なに?」

恐る恐る大ちゃんを見上げると、大ちゃんは眉間にシワを寄せていた。


…やっぱり、なんか怒ってる?


なんでかわからないけど、ひとまず「ごめんなさい」と謝ろうとしたとき…。