しばらく歩いていると桜並木の向こうにとても不良校とは思えないような綺麗な門が現れた。 その門に近づくと表札を見る。 『桜道学園か…』 そして後ろを振り返ると桜並木はまだ風に揺らされて、きれいな桜道をつくっていた。 また前を向くと、自分の短い髪を少し耳にかけながら門をくぐった。 そのかけた耳に見えたのは…血のように真っ赤な桜のピアスだった…