学園に着くまで

空海君が色々話しかけてくれて

とても楽しかった


「あ、着いたよ」


空海君の言葉に前を向くと……


『うわぁ……』


普通の学校の面積の3倍はあると思われる

柊学園があった


『……あっ、えっと

ほんとにありがとう、空海君』


私がそう言うと

空海君は笑顔で頷いて


「じゃあまたね」


と言いながら歩いていった


私はその後ろ姿を暫く見つめてから

クラス分けの紙が貼ってある

掲示板へと向かった