僕は、君が好きです。

「ねぇ、真凛…

私ね、仲原くんが好きなんだっ…。」

突然、絵莉ちゃんが私に

小さな声で言った。

「えっ…?」

私は一瞬

言ってる事がわからなかった。

「ずっと好きだったの…。

はじめて見た時から…。

ねぇ真凛…応援してくる?」

何だか頭に靄がかかったみたいに

ボーッとする。

絵莉ちゃんは私の顔を見て

ニコニコしてエクボが出てた。

絵莉ちゃん…可愛い…。

こんな可愛い子に

好きなんて言われたら

皆好きになっちゃうよ…。

絵莉ちゃんは背がスラッと高くて

オシャレでメイクも上手で

大人っぽくて…。

私はメイクもしてないし

背も低くて

髪型はずっと一緒で…子供っぽい。

泰詩が言うように私がお菊人形なら

絵莉ちゃんはきっとフランス人形だ…。

「真凛?」

私を呼ぶ声で気づくと

絵莉ちゃんが私を不思議そうに見ていた。

「あっ、ごめん。」

「真凛…応援してね?」

絵莉ちゃんの言葉に思わず

「…うん。」

私は頷いていた。

あっ…私…今…嘘ついた…。

「ありがとーうっ!!」

絵莉ちゃんは私に

ぎゅっと抱きついた。

絵莉ちゃんの肩越しに

もう泰詩は見えなかった。

泰詩に謝れなかった…。

絵莉ちゃんは私から離れると

教室の中に入って

窓際に立っていた泰詩の隣に行った。

絵莉ちゃんはスタイルがよくて

背の高い泰詩の隣がよく似合ってた。

私と泰詩じゃあ………

私は二人を見つめていた。