一一それからやっとの思いで…。
真凛の手を握って
学校に歩いて行く途中…
真凛は、小さな声で話し出した。
「ねぇ、泰詩…私も本当はずっと…
幼馴染みとかじゃ………」
そう言いかけると真凛は
うつ向いてしまった。
「…何だよ…ちゃんと言えよ。」
「…だって改まると恥ずかしくて…
あの、私もずっと…
泰詩と同じだったみたいなの。
好きっていうのは…
友達として…じゃなくて…ね
私もずっと、えっと…つまり…
好きなんだけど、違う…
こういう好きって…
何て言ったらいいのっ…?」
真凛が顔を赤くしながら
俺の顔を見上げる。
そのピンクに染まった頬が
今まで見たどんな顔より
可愛らしくて色っぽく感じた。
なんだよ…俺を挑発するなよ…。
可愛すぎ…どうにかなりそう。
気持ちを抑えようと思っても
今まで抑圧してきた想いが
溢れ出てきてしまいそうになる。
「真凛…俺が好き?」
「う…うん…。」
「じゃあ…
好きってもう一度聞きたい…。」
「…え、今?」
「うん、今…聞かせて…。」
「…好き…。」
「名前を呼んで…。」
「…泰詩が好き。」
真凛はそう言って俺の顔を見上げる。
その瞳が少し潤んでいて、その表情が
めちゃくちゃ可愛い……。
やば…いっ。
後の事なんか何も考えれなくて
どうでもよくなる…。
ただ…もう今は
溢れる気持ちが抑えられなかった。
ギューッッッ!


