僕は、君が好きです。

トンッ

「よろしく…!」

私の目の前にワークがゆっくりと綺麗に

置かれた…。

あっ…この声…っっ

素っ気ないけど

どこか優しくて安心する声…。

見上げるとそこには

私を見る泰詩の瞳があった。

「あ、泰詩…。」

「…お疲れ。」

「あ…うん…。」

久しぶりに教室で泰詩と話をしている事に

変に緊張している自分がいたけど

泰詩の顔を見ると自然に顔が緩んだ。

そして笑いながら泰詩の顔を見つめると…

「じゃあな…」

「え…っ」

泰詩は、ゆっくり目を反らし

背を向け自分の席に戻っていった。

…泰詩っ…。

いつもの泰詩なら、色々話をするのに…。

何か避けられてる気がした。