僕は、君が好きです。

下を向いた私に泰詩のため息が聞こえた。

「えっ?!」

泰詩の少し驚いた様な声に

泰詩を見上げると

泰詩は私の足を見ていた。

「真凛…これ、どうした?」

「これって?」

「足…膝のとこ、ケガしてる…。」

「え…」

泰詩は私の膝を指差して見ている。

私は今日の準備室での事を思い出した…。

そしてさっきの絵莉ちゃんの笑顔も。

「あ、大丈夫…何でもないよ。」

私は足を見えないように隠した。

「ちょっと見せてみ…血が出てるから。」

泰詩が私の足を見ようと身体を屈めた。

「大丈夫だよ…」

私は泰詩に背を向けた。

「はぁ…何だよ、お前さぁ…

さっきから何か変だぞっ…!

熱でもあるのか…?」

泰詩が私の顔を除き込もうとした時

私は泰詩の身体を右手で強く押した。

ドンッ!

「え…?」

「もう、やめて…っ

本当に大丈夫だから…!」