***** 「これで安心、です。……ゆっくり休んで下さい」 私をベットに寝かせると、フェンリルは眼鏡を押し上げながらそう言った。 布団にくるまって横になると、少し気分が良くなった。 「…………月が…見える…」 窓の外には目が霞んで見えづらいが、確かに月が浮かんでいた。 こんな夜は無性に一人ぼっちな気がして心細い。