キーンコーンカーンコーン

チャイムが鳴り響く。

先生が入ってきたのと同時にゆりなも入ってきた。

髪が乱れているから、きっと寝坊でもしたのだろう。

「ほら学級委員〜」

「あ、すいませーん」

と相変わらずのテンションで岡野が答えた。

「きりーつ」

「おはよーございまーす」

「ちゃくせーき」

そっか。

今日から学級委員が挨拶か。