反逆者の微笑のレビュー一覧
5.0
学校という檻の中で モヤモヤして、イライラして でも何にイラついてるのかもよくわからない きっとすべてにイラついてる クラスメイトの笑い声 教師の怒鳴り声 曇った灰色の空にさえ 〝壊してしまいたい〟 びっくりするくらいの大きな音 その瞬間 音がなくなる きっと共感できる 学生なら特に ゾッとするくらいにわかる きっとその衝動が 自分の中にもあるから ときどき暴れだしそうになるから 反逆者の微笑 それはきっとゾッとするくらいに 綺麗で 恐ろしく歪んだ微笑み でも、きっと、スッキリする
学校という檻の中で
モヤモヤして、イライラして
でも何にイラついてるのかもよくわからない
きっとすべてにイラついてる
クラスメイトの笑い声
教師の怒鳴り声
曇った灰色の空にさえ
〝壊してしまいたい〟
びっくりするくらいの大きな音
その瞬間 音がなくなる
きっと共感できる
学生なら特に
ゾッとするくらいにわかる
きっとその衝動が
自分の中にもあるから
ときどき暴れだしそうになるから
反逆者の微笑
それはきっとゾッとするくらいに
綺麗で 恐ろしく歪んだ微笑み
でも、きっと、スッキリする
いつもは諦め気にしないようにしていた些細ないろんなことが、不意に自分の体には閉じ込めておけなくなる時がある。 大きな理由があるわけじゃない。 だけど、それを内にとどめておけない瞬間が誰しもあるんじゃないだろうか。 その瞬間。 その衝動。苛立ちとか憂鬱とか不快感とか不満とか。 それらを全て吐き出すように「ぼく」の拳が動いた。 そして、透明の檻が砕け散って小さな、だけどなによりも窮屈な空間に穴が空いた。 目の前にその光景が広がると、読んでいる私まで微笑が溢れる。 誰しも心のなかに少なからず抱える何かが、そこにあったような、そんな気持ちでした。 読後、ほんの少し、穴から差し込む光に、眩しさと開放感を抱くのではないでしょうか。 短いからこそ心にすっと染みこんでくるような作品でした。
いつもは諦め気にしないようにしていた些細ないろんなことが、不意に自分の体には閉じ込めておけなくなる時がある。
大きな理由があるわけじゃない。
だけど、それを内にとどめておけない瞬間が誰しもあるんじゃないだろうか。
その瞬間。
その衝動。苛立ちとか憂鬱とか不快感とか不満とか。
それらを全て吐き出すように「ぼく」の拳が動いた。
そして、透明の檻が砕け散って小さな、だけどなによりも窮屈な空間に穴が空いた。
目の前にその光景が広がると、読んでいる私まで微笑が溢れる。
誰しも心のなかに少なからず抱える何かが、そこにあったような、そんな気持ちでした。
読後、ほんの少し、穴から差し込む光に、眩しさと開放感を抱くのではないでしょうか。
短いからこそ心にすっと染みこんでくるような作品でした。
曇っていて暗い。 テストが終わった。 開放感に弾ける同級生たち。 それを、どこか離れた場所から眺めているかのような「ぼく」。 突如、出現した威圧。 誰かが思わず舌打ち。 順繰りの犯人探しが始まった。 まるで引き金が引かれたかのように、「ぼく」の体が動いた。 たぶん、そんなことをしても、学校という日常は何も変わらない。 だけど、そこで目にする赤い色は本当に鮮やかだろうと思う。 「反逆」してみたいと心の底で望む、若い貴方へ。 かつての「反逆」を胸に秘めた、大人の貴方へ。 胸がひりひりするほど共感できる作品です。
曇っていて暗い。
テストが終わった。
開放感に弾ける同級生たち。
それを、どこか離れた場所から眺めているかのような「ぼく」。
突如、出現した威圧。
誰かが思わず舌打ち。
順繰りの犯人探しが始まった。
まるで引き金が引かれたかのように、「ぼく」の体が動いた。
たぶん、そんなことをしても、学校という日常は何も変わらない。
だけど、そこで目にする赤い色は本当に鮮やかだろうと思う。
「反逆」してみたいと心の底で望む、若い貴方へ。
かつての「反逆」を胸に秘めた、大人の貴方へ。
胸がひりひりするほど共感できる作品です。