いつも通りお湯が沸いている。 肩までつかってため息をつく。 やっぱり結婚なんて、ない。 っていうかそんな気がまるっきり起きない。 こんな上げ膳据え膳の生活だと。 じゃあ彼女に専業主婦になってもらえばいいじゃないか、ちょうど元彼女も希望しているんだし、と藤井に言われた が、やっぱり違う。 息子ならではの気軽さ。 家庭を持ったら、その他の事に色々と煩わされるし。 「ないわ」 思わず呟いて、宗雅は目を閉じた。