* 「あれ、麗華は?」 あくびをしながら寝室から出てきた宗雅は、リビングで足を止めた。 「帰りました。 旦那さんと一緒に」 「いつ?」 「夜中」 宗雅はしばらく黙っていたが、やれやれとため息をついた。 「全く、あいつらは本当に人騒がせなんだよな。 周りの人間に心配ばかりかけやがって。 高校の時から、進歩がねーよ」 心配していた割には、豪快に寝てましたよね。 まあ、いいけど。 洗面所に向かっていく宗雅を碧は後ろから抱きとめる。 「碧さん?」 かなり驚いている。