夜のひそやかな楽しみ (Spin off 追加しました)



「だから、つまんないみたい」


えへっと笑った。


「別につまんなくないだろう。
 おまえの引き起こした数々の出来事を考えると、退屈する暇がないと思うけど」


宗雅は少し呆れた調子だ。


麗華はクッションに顎をうずめた。


「結婚して、半年ぐらいかな。
 パーティーに出るごとに、女性に手を出すんだ。
 やってはいないんだけど・・。
 姿を探すと、女性とべったりくっついて、キス寸前。
 それに毎回、割って入るんだ」


宗雅は髪をかきあげた。


「今泉は見つかってなんて?」

「くつくつ笑いながら、ごめん、って。
 軽いんだよね。
 本当に悪かったと思っていない。
 毎回そうだから、ミスターダバリードは私に物足りないらしいって噂がたっちゃって、後釜を狙おうと、女性どもも立ち回りだして状況は最悪。
 怒って、いくら言っても同じことの繰り返しで。
 だから今日は、ぶん殴ろうとしたんだけど、あっさりとかわされてさ。
その時、ばかばかしくなった」


唇に皮肉っぽく笑いを作る。