「嫌い、なんですか・・」
残念。
「あ、まあ、でもいいかな。
貸して」
碧の手からまた取り上げると、自分のと並べて振っている。
整いすぎている顔の人が、真剣な顔でやっている姿は、なんだか笑える。
絶対に言えないけど。
「はい、登録できた。
お願いだから、葵先生とグループ作って連絡するのは止めてね」
しないでしょ、そんなこと。
あの人、小姑で口うるさいんだもん。
碧は素直にうなずく。
「Lineだったら、ロンドンと東京でも無料通話だから、スカイプより使い勝手がいいかもしれない」
なんだか良くわからない話になってきた。
宗雅が床に座っている碧の後ろに座る。
足と腕の中に囲い込まれる。
そして碧の肩に顎をのせて、悪巧みのように耳元でささやいた・・・。

