「自業自得です」
一刀両断すると、再び布団を抱え上げて、無理やり通ろうとした。
「碧さんは?」
「はい?」
急に声の力が弱まったのに、布団で宗雅をドアに押し付けたまま見上げた。
「スペック重視ですか?」
「スペック」
思わず呟いて考え込んだ。
スペックって、性能っていう意味だよね。
えっと、つまり仕事の能力とか?
いや、今は仕事の話をしていないから、話の流れ的にいうと、えっと、あっちのこと??
碧の顔がぼっと赤くなった。
「これって、壁ドンの変型版ですかね?」
愉快そうな声に見上げると、宗雅がいたずらっぽく笑っていた。

