「誰からのLineと思いました?」
「彼女・・ですよね」
前に正門に来ていた彼女だと思われる姿を思い出す。
華やかな雰囲気で綺麗な人。
「“元”ね」
意表をついた言葉に、碧はまじまじと宗雅を見つめ返した。
「別れたんですか?
なぜ?
いつ?」
思わず矢継ぎ早に問いかけた。
「このプロジェクトが始まる前?
実は、このプロジェクトが終わったら、海外に留学することが決まっているんです。
そうすると結婚を迫られそうだったから。
そうじゃなくても就職活動が上手くいかなくて、結婚をほのめかされていて。
結婚なんて考えてもいないし、かわして相手をするのが面倒で」
宗雅は肩をすくめた。
この間、自分とのことがバレたからではなかったのに、安心する。
が、なんですか、それ。

