夜のひそやかな楽しみ (Spin off 追加しました)



横目でうかがっていると、宗雅は眉をひそませて画面を見ていた。


「内藤さん、ベッド使ってください。
 私は客用のお布団を使いますので」


なんでもないように言って寝室に入ると、クローゼットのドアをスライドさせる。


この物件のいい所は大収納のクローゼットだ。


「Line、見ました?」


背後からの声に布団を抱え上げて振り返った。


寝室のドアに宗雅が寄りかかって、観察するようにじっと見つめている。


「わざとじゃないです。
 たまたま、見えて・・・」


こんなにしどろもどろだったら、言い訳をしているみたいじゃないか。


「通してもらえますか」


入り口をふさいでいるので、リビングへ持っていけない。


宗雅はじっと見つめて考え込んでいるようで、動かなかった。