夜のひそやかな楽しみ (Spin off 追加しました)



「あ、すいません。
 えーと」


何も考えていない上、こういうことに慣れていない碧は言葉に詰まった。


お菓子とかをプロジェクトに差し入れる?


それかランチをおごる?


えっと、どっちにしよう。


甘いもの嫌いだったら、お菓子だと不味いよね。


「メールしますね」


決められないのを見透かしてか、宗雅が立ち上がりながら言った。


彼が決めてくれるらしい。


よかった。


「はい」


碧はうなずく。


「じゃあ」


宗雅はにこやかな笑顔のまま事務室を出て行った。