夜のひそやかな楽しみ (Spin off 追加しました)



こういう姿は好みじゃないのかもしれない。


碧の気分は急下降していた。


そりゃあね。


今日、この服を着た時、見せてみたいなという気持ちは、ちょっとだけでしたがありましたよ。


見直してくれるかな、なんて。


でも見直してもらってどうするんだ、っていうのもある。


いやいや、いいじゃないか、片想い相手に良いかっこ見せたいって言う気持ち!


「へ?」


自分の思考に思わず変な声が出た。


あ、私、好きなのか。


呆然としていると、目の前の宗雅は、碧の素っ頓狂な声にくすくすと笑っていた。