夜のひそやかな楽しみ (Spin off 追加しました)



「はい」


やってますとも。


内心で噛み付く。


「何か?」


こんな日は無愛想でも勘弁して欲しい。


「その調査の締め切りが明後日だと、文科のホームページで掲載されていたので。
 今年度のが出来上がっていたら見たいな、と思ったのですが」


にっこり笑う。


これは嫌味に違いない。


大人の対応。


碧は胸の中で繰り返す。


「わかりました。
 後日、控えのコピーをとってお渡ししますね」


終わりだという合図に、碧は軽く頭を下げて、画面に戻る。