溺愛オオカミくんと秘密の同居。



そんな事を考えていると、百合が、リレーから帰ってきた。



「あっつい~!」



「百合、お疲れ様!すっごい速かったよ!」




私がそう言うと、百合は、照れたようにありがとう、と言った。



「リレー、終わったしご飯中庭で食べない?」



「あっ、うんっ!いいよ」



午前中最後の種目が、終わったため、百合とご飯を食べに教室からお弁当を取って中庭へ移動する。



「ねー、午後最初の種目ってなんだっけ?」



百合が、タコさんウィンナーを食べながら、そう聞いてきた。