「そう。良かったー!今日はね、報告があってね?お母さん、戻ってくるの!しかも、今日よ今日。ギリギリまで黙ってたんだ~!」 やっぱりこの日がきてしまった。 もう、あれから1年たつんだね。 「そっか……。じゃあ、ご飯用意して待ってるね。バイバイ」 無機質な通話終了の音が酷く現実を教えてくれた。 お母さんが帰ってきてくれて嬉しいと思う反面、真琴くんと離れたくないなと思ってしまう。