全然、相手の幸せ願えてないじゃんね。



ただ、水無瀬くんの事が好きだという事を思い知らされるだけ。



同居生活は、ご飯は私が作っているけれど一緒に食べてはいない。



目が合ってもお互い会話をしない。

これが、別れるって事なんだ。



最近は、私が勝手に水無瀬くんの姿を一方的に見るだけなんだ。



「……華湖。本当に大丈夫?無理してない?」



「三浦さーん。仲本さーん」




「大丈夫だって」と、言おうとした時に、突然呼ばれた私と百合の名前。