私達は会話もなく、ただ家に向かって歩いている。

どうして話さないの?
私の誕生日って知ってるよね?
今日私があなたから一番聞きたい言葉を言ってよ。
それとも、私のこと・・・嫌い?


「スウッ、ララ!あのっ!・・・えっ?ララ?」


ん?
何で、煉也は驚いてるの?
私何か変かな?


「ララ。何で泣いてるの?俺なんかした?」


ナイテル?
私が?

そう思ったとき手に雫が落ちてきて、

私の中の何かがプツンと切れた。
それは、今まで溜め込んできたモノ。