幸せ行きのチケット

私は近くのショッピングセンターに入り、写真屋さんに向かった。

デジカメの中の大切なメモリーを店員に渡す。

「なら、20分後ぐらいに来てください。」

そう言われ、私は適当に近くをまわることにした。

アクセサリーがたくさん売っている所が好きな私は、ネックレスや指輪など色々見てまわる。

その中でも私はシルバーに四つ葉のクローバーのアクセがついた腕輪を見つけた。

なんだか分からないが、思わず手にとってしまった。

「かわいい…。」

私は祐輔にと思い、これを買うことにした。

自然と笑顔になり、祐輔の喜ぶ顔を早く見たかった。

時間は経ち、写真を貰って祐輔のいる病院へ向かった。

写真を取り出し中身を見てみる。

みんな満面の笑顔。

懐かしい顔は前と変わっていない。

亜由美も笑顔いっぱいだ。

みんな前と変わらない。

私だけ変わってしまったような気がしてしまう。

色々あったから。

たくさん泣いたから。

成長したんだよね。

こんな私でも気付くことができた、手にすることができた幸せ。

この人生は誰にも渡せない。

もちろん祐輔の人生も。