幸せ行きのチケット

帰りは亜由美が仲の良い先輩と食べに行くらしく、ちょうど私と祐輔の二人だけになった。

本当はちょっと気まずい。

祐輔は私が見たこと知らないはずだから、私がきょどってたらダメなんだけど。

やっぱり普通にしていれないよぉ…。

「友利…?」

「え。…何?」

「……なんかあった?いつもより暗いし。」

祐輔のことで悩んでんだっつ〜の。

「ううん。別になんもないよ。祐輔は?今日なんかあった?良い事とか……嫌な事とか。」

「ん〜。なんもなかったよ俺も。」

嘘ついた。

祐輔がうちに初めて嘘ついた。

やばい。

うるうるしてきた。

我慢しないとばれちゃう。

別に今日のこと言ってもいいと思う。

でも三人が気まずくなって、このまま過ぎていくのが嫌。

だから我慢しなくちゃ。

我慢………しなくちゃ。