控え目に甘く、想いは直線的

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10月吉日。
空高く青空が広がる日、涼さんと美月さんの結婚式が行われた。

緑の木々に囲まれた中にある白いチャペルは、本当に素敵で私もいつかこんなところでウエディングドレスを着たいと思った。

美月さんはオフショルダーの純白なウエディングドレス、涼さんは白いタキシードを身に纏って、式を終えたあと、チャペルの出入り口の階段の一番上に立った。

私たち参列者はその幸せな姿をカメラやスマホで撮影する。二人は忙しそうだけど、呼ばれるほうに笑顔を向けていた。

私と要さんは他の参列者から少し離れたところから、その様子を見守っていた。


「きれいですね。涼さんもかっこいい」


「うん。でも、俺には夕美のほうがきれいに見える。そのワンピース似合っているね」


「ありがとうございます。要さんも一番かっこいいですよ」


私たちは笑いながらお互い誉めあった。

要さんが選んでくれた落ち着いた赤色のワンピースは黒いリボンがアクセントになって私自身も気に入っているから、似合うと言ってもらえたことは素直に嬉しい。