控え目に甘く、想いは直線的

翌朝、いつもと違う朝の光を感じて目を覚ますと要さんの顔が近くにあった。先に起きていたらしく目が合う。


「おはよう」


「起きていたんですか? 恥ずかしいです」


寝顔を見られたことが恥ずかしくて、布団の中に頭を隠す。


「恥ずかしいことなんかないだろ? かわいい顔してたし。ほら、出てこいよ」


被った布団を引っ張られて、私はそっと顔を出す。朝の挨拶を忘れていたことを思い出す。


「おはようございます」


「うん」


「あの、要さん」


「ん、なに?」


布団を捲って覆い被さってくるから、私は慌てて胸を隠す。下着しか身に付けていない。昨夜、下着だけ身に付けたところで、力尽きて寝てしまった。

布団も掛けた覚えがないから、多分要さんが掛けてくれたのだと思う。

要さんも下半身しか下着を身に付けていなくて、肌と肌が触れ合う。


「あの、何をしようと……」


「夕美の喜ぶこと」と言ってから、キスをする。大好きなキスと与えられる刺激に私の体はまたとろけた。