控え目に甘く、想いは直線的

食事を終えて、要さんたちのマンションに行き、涼さんのいない部屋に入る。

手を引かれてリビングのソファーに並んで座った。


「あの、涼さんたちは関西方面って、どちらに行ったんですか?」


「あー、テーマパークとか言ってたかな」


「わっ、いいですね!」


「夕美も行きたい?」


「はい、行きたいですね。あ……」


要さんも行きたいか聞こうと思ったが、キスをされる。緊張していたから、話をしていたかったのだけど。


「じゃ、今度行こうね」


「は……んっ」


すぐにキスを止めたから話の続きをしてくれるのかと思ったけど、またすぐに再開される。

でも、全然嫌じゃない。

私も話よりキスをしていたくなる。

要さんの優しいキスが好き。


「夕美、夕美」


「は、い……」


「心の準備はいい?」


濃厚なキスをされて、離れてもぼんやりしていると至近距離で要さんに呼ばれる。至近距離過ぎて輪郭がぼやけるけど、しっかりと頷いた。

大丈夫。心構えは出来ている。


「あ、でも、シャワーしたいんですけど」