控え目に甘く、想いは直線的

背中から伝わる要さんの熱にドキドキしながら答える。背中に汗をかきそうだ。汗が伝わってしまったら、どうしよう。


「じゃあ、今は嫌じゃない?」


耳元で囁かれる。嫌じゃないけど……。


「キスしたときは嫌だった? 夕美、嫌だって言わなかったよね? 嫌じゃないってこと?」


嫌だとは言わなかったけど……。


「二回とも嫌だとは言わなかったよね? 嫌じゃなければ、どういうこと?」


どういうことなんだろう?

次から次へと質問されるけど、答えが出てこない。


「わ、分からないです」


「分からないなら、分からさせてやるよ。嫌ならちゃんと抵抗して」


抵抗して……要さんはそう言って、私の首筋にキスをして、耳たぶを軽く噛む。

体がまたビクッと震える。今まで感じたことのない感覚に鳥肌が立ってしまったけど、嫌ではない。きっとまだ知らない感覚がある。

それを要さんに与えられるのなら、恥ずかしい気持ちはあるけど、もっと触れて欲しいと思ってしまう。

だって、だって、好きな人になら何をされてもいいから。