控え目に甘く、想いは直線的

食べ終わって、せめて洗い物だけでもと申し出て、やらせてもらった。要さんはその間、大石さんから届いていたメッセージに返信をしていた。


「要さんのお部屋って、どんな感じなんですか?」


「見てみる? 本当に汚いよ? 夕美が片付けてくれると嬉しいけどね」


「あ、嫌でなければ片付けますよ」


「でも、仕事の延長みたいだから、今日は何もしなくていいよ。そんなことをするために招待したんじゃないから」


要さんには言われて、私はなんのために招待されたのかと改めて疑問に思った。洗い終わって、要さんの座るソファーに向かう。


「あの、今日はなんで招待してくれたんですか?」


「一緒にいたかったから」


「えっ?」


「とりあえず見るだけ見てみる? 気になっているみたいだし」


見せてもらえるのは嬉しい。

要さんに付いて廊下に出ると、向かい合って二つのドアがあった。右側が要さんの部屋で、ドアが開かれる。


「どうぞ」


「ありがとうございます」


要さんは入らないで、後ろに下がり、私に見るように促した。私も中には入らず、ドアの縁辺りから覗くように見た。