控え目に甘く、想いは直線的

私はスプーンを持って、まずスープを飲む。コンソメスープで玉ねぎとジャガイモとベーコンが入っていた。シンプルな味だけど、優しい味で美味しい。

次にポテトサラダ。これもタッパーから出てきて、仕上げにレタスとミニトマトが添えられ、刻んだパセリがかけられていた。


「美味しい。美味しいです!」


「それは、良かった。昨日いろいろ作ってしまっておいたんだ。平日は時間がないからね」


「要さんが料理上手というか、料理すること自体が意外だったんですけど、すごいですね!」


「うちは料理が俺の担当で、掃除は涼の担当。自分の部屋は自分でやれと言われているから、俺の部屋は汚いんだけどね」


一緒に仕事をしていて、整理整頓が苦手なことは分かっていた。大石さんがいつも分りやすく書類やファイルを整理している。

私はまだ内容が分からないのもあるから大石さんに指示されて、手伝う程度だけど、どこに何があるかは要さんよりも把握していると思う。

でも、汚いって、どのくらい汚いんだろう。