優しそうな人が一緒で良かった。でも、その印象はすぐに変わった。
「それにしても、野々宮さんは服装からして真面目そうだね。俺、野々宮さんみたいな真面目で大人しそうなタイプなんだよね。今日、車で来てるから帰りは一緒に帰らない? 送っていくよ」
田島さんの申し出には下心があるのかないのか判断しにくいが、帰りも部長が送っていくと言ってくれていた。部長を断ると不機嫌になりそうだし、何よりも私が田島さんよりも部長と帰りたかった。
だから、田島さんを断った。
「何でー? ちゃんと寄り道しないで送り届けるから心配しなくてもいいよ」
優しそうに言うけど、さりげなく私の腰に手を回して、体を密着させた状態で切った野菜を取っていくから、どう信用したらいいのか迷う。
普通、腰に手を回さないと思う。密着しなくても取れるものだから、離れて欲しい。
「野々宮。ちょっと悪いけど、手伝ってくれないか?」
腰にある手をどうやって離そうかと悩んでいると、正面から部長に呼ばれる。すぐ部長のもとへ行こうとしたが、腰にある手が離れないどころか強く引き寄せられていた。
「それにしても、野々宮さんは服装からして真面目そうだね。俺、野々宮さんみたいな真面目で大人しそうなタイプなんだよね。今日、車で来てるから帰りは一緒に帰らない? 送っていくよ」
田島さんの申し出には下心があるのかないのか判断しにくいが、帰りも部長が送っていくと言ってくれていた。部長を断ると不機嫌になりそうだし、何よりも私が田島さんよりも部長と帰りたかった。
だから、田島さんを断った。
「何でー? ちゃんと寄り道しないで送り届けるから心配しなくてもいいよ」
優しそうに言うけど、さりげなく私の腰に手を回して、体を密着させた状態で切った野菜を取っていくから、どう信用したらいいのか迷う。
普通、腰に手を回さないと思う。密着しなくても取れるものだから、離れて欲しい。
「野々宮。ちょっと悪いけど、手伝ってくれないか?」
腰にある手をどうやって離そうかと悩んでいると、正面から部長に呼ばれる。すぐ部長のもとへ行こうとしたが、腰にある手が離れないどころか強く引き寄せられていた。


