控え目に甘く、想いは直線的

深く考えないようにしてきたバーベキューの日がやってきた。恥ずかしい夢が現実にならないように祈りながら、洗顔する。

気合いを入れるために、軽く両頬を叩く。

何の気合いだかは不明だけど。

バーベキューにどんな服装がふさわしいのか悩み、あまり履くことのないジーンズを履く。虫が多いだろうから、蜂などに刺されないようにと上も半袖のTシャツに薄手の長袖パーカーを羽織った。

そして、足元は動きやすいようにとスニーカー。カジュアル過ぎるかなとも思ったたけど、河原でのバーベキューだからこんなものでいいはす。


「ヤバイ! 遅れちゃう! 夕美、どいて! なによ、その格好。ハイキングでも行くの?」


鏡で髪型をチェックしていると姉が来て、横に押された。姉もこれから出掛けるらしく歯を磨き始める。既に服だけはもう着替えていた。

それにしても私とは全然違う服装だ。白地に水色の花柄の膝上ワンピースに七分袖の藍色のカーディガンを羽織っている。


「バーベキューに行くんだけど……お姉ちゃんこそどこに行くの?」