すれ違い、片思い


裏門の前で西谷たちを待ってる間、すれ違いざまに沢山の人に顔を見られた。


どうしてかわからないけど。


圭はそんなの気にも止めていないようで。



『すごいね、あの2人・・』



ボソッとつぶやいた。



『本当にねっ。天は二物も三物も与えてる。不公平~』



『亜紀だって与えられてるよ?』



『そんな慰め、いらないよ~』



なんて、会話をしてると

 

『お待たせっ』



大和だ。その後ろから西谷。


何だろ、なんか変。2人ともちょっと俯き加減?



『先輩に・・何か言われた?』



『『うぉっ?』』



大和と西谷が変な声を出す。



『だって、なんか元気ない。レギュラー取ったのに。・・・だからレギュラーとれなかった先輩に何か言われたのかな?と思って・・・』



『『・・・・くはっはっはっっ』』



2人に笑われる・・・本当に心配したのに。


なんか悔しいっっ!


ちょっとムクれていると西谷が、


「後で教える」


と小さな声で言ってくれた。