すれ違い、片思い


『お~い!前田ぁ~、亜紀ちゃ~ん!』


下から大和の声。


と同時にバタバタ、と階段を上がってくる二人分の足音。



『いぇいっ///』



ひょこっと顔を出す笑顔の西谷と大和。


手に持ってる物は・・・



『『ユニフォーム!!!』』



圭と私の声が揃った。



『おめでとーっっ!!』



私たちは輪になって喜びを分かち合う。



『それにしてもすごいっ!1年でレギュラーって!』



圭の声がいつになく大きくて。顔も少し赤くなってる?ちょっと珍しいな。



『大和の気合いがハンパなかったからなっ!』



そう言って西谷が大和の肩を叩いた。


《おーい、1年っ、集合!!》


グラウンドから声がした。



『やべっ、行くぞ、大和』



『おぅ、あっ2人とも、一緒に帰ろ?ミーティング終わるの待ってて?』



そう言って大和は階段を駆け下りていった。