すれ違い、片思い


期末テストも無事に乗り切り、明日から夏休み。


私以外の3人に補修が無いのは当たり前だけど、圭の指導のおかげでなんとか私も補修を免れて、無事に夏休みを迎えられる。



部活に入ってない私と圭は、学校近くのカフェでアルバイトする事にした。


西谷と大和は部活でほぼ毎日学校らしい。


うちのサッカー部は結構強いらしくて、レギュラーになるのは大変だとか。


そんな中、2人は本当に良く頑張ってる。


部内レギュラー入替戦が8月下旬にあるらしいし。


2人揃ってレギュラー取れたらいいな。


HR中、そんな事考えてた。





『じゃあ、夏休み、楽しめよ~っ』






池ちゃんの一言でHR終了!



やったぁ~っ!夏休み!!



『圭~っ帰ろ~?』



『うん、帰ろっ』



圭に声をかけて、



『じゃあ、西谷、部活頑張って~!』



教室を足早に出ようとする西谷に声をかける。


西谷は振り向いて



『おぅっ!』



とガッツポーズ。


そしたら同じクラスのサッカー部の、石原君がすかさず、



『僕にも「頑張って」って言って?』



ってお願いしてくるから、


《あれっ???》


思考が止まってしまった。


石原君、そんな事、言ったこと無いのに。


でも、今まで西谷だけに言ってた私が悪いんだもんね。



『石原君も頑張って!』



『「も」か・・・まぁいいやっ、福島さんっ、ありがとっ。前田さんも、バイバイ』



と行ってしまった。



『私も「も」なんだ』



圭がボソッとつぶやいた。



『「も」?』



「も」って何だろ??



『ううん、何でもないw。帰ろっか』



圭が帰ろうとするから慌てて着いてった。