いつもの電車に乗ったら、学校までは5駅。
乗り換えがないからすごく便利なんだよね。
そう言えば・・・
『西谷さっ、こないだの、今井さんは何の用事だったの?』
『『『えっっ!?』』』
3人が同時に大きな声を出すもんだから車内のお客さんの視線が一斉に私たちの方へ。
私は小声で
「どうして、そんな大声出すの!」
と、3人を睨む。
くっくっく、と笑う西谷。
唖然としている圭。
大和は、
『それ聞いて、どうするの?』
と、私に質問を投げかける。
『どうするの?って気になったから聞いただけだよ?どうも、しないよ?』
『・・・気に、なった?・・・』
続いて西谷からの質問。
『うん。わざわざ他のクラスの西谷のとこ来なくても、自分のクラスに特進の子、いるでしょ?で、どうしたのかな?って』
『・・・そっか・・・そんな事、気になったんだ・・・』
西谷が俯いてしまった。
あれっ?どうして?
『残念だったね、西谷君 ご愁傷様w 』
圭が茶化した感じで西谷に言うけど、意味が分からない。
『うるさいっっ・・・』
西谷は俯いたまま、髪をくしゃってかきあげた。
『功君っ!俺が慰めたる!』
そう言って西谷に抱きつく大和。
あれっ?本題がずれちゃってる。
まっ、いいか。
また今度聞こうっと。
電車はゆっくりと学園前に止まる。

