すれ違い、片思い


『えっ?あっ・・・にっ、にっ、西日のせいだよ・・・』



言って、すぐに後悔する。


もう窓の外は陽が落ちていたから・・・


心なしか、西谷の顔も赤い気がする。


どうして?


自分の顔が赤くなっていることも忘れて、西谷を見る。


・・・視線がぶつかって。


西谷は、少し茶色を帯びた髪を左手でくしゃっとして、



そして、



『一緒に帰ろ?送ってく』



と、笑った。