すれ違い、片思い


西谷って、そんな事口にするタイプだった?


なんだか、すごく子供扱いされた気分・・・


だけど、それがすごく恥ずかしくて黙っていたら



『福島、課題、やってしまお?』



西谷がシャーペンをくるっと回して、勉強モードの顔になった・・・少しだけ頬をゆるめて。



気づけば、教室には私と西谷の2人だけになっている。



『うんっ』



良かった。西谷がいつもの西谷になった。


でも、まだ少しドキドキしてる、私の心臓・・・


少し、意識は西谷の方に傾いていたけど、西谷のおかげで課題はあっという間に終わった。



『おーっ、お疲れさん。良く頑張ったな!』



西谷に頭をポンポンされる。



男の子はいつの間にこんな大きな手になるんだろ・・・


そんな事を考える自分が少し恥ずかしくなる。



『福島? 顔、赤い・・・』



『え・・・』