功side
校外学習の帰りのバスの中、少しウトウトとしていたら前の座席からひょっこり前田が顔を覗かせる。
『うん?』
何か話がありそうな、そんな表情だったから俺は横の補助イスに前田を呼んだ。
どうやら横の席で福島は眠ってしまっているらしい。
前田は福島を起こさないように俺の隣に移動してきた。
『どうした?』
俯き加減で、どう説明していいかわからないといった顔で前田がゆっくり話し出した。
『う・・・ん、よくわかんないだけど、亜紀ね、昨日の夜売店に行くって1人で部屋を出て行って、で、戻ってきてから様子がおかしい』
『おかしいって?どんな風に?』
福島はたまにおかしな行動をするから、おかしいって言われても想像がつかない。
でもずっと一緒にいる前田は、そんな福島の微妙な変化を逃さない。
『私を「かわいい~っ」って、じっと見てくる』
『それ、いつも言ってるやつでしょ?』
福島は本当に前田が好きみたいで、よく本人を前に「かわいい」は言ってる。
実際、知り合ってからの3年ちょっとの間に、何回も聞いた。
『お財布も持たずに売店に行った』
『サザエさんだねww』
『ちょっ、真面目に聞いてっ』
『ごめん・・・』
校外学習の帰りのバスの中、少しウトウトとしていたら前の座席からひょっこり前田が顔を覗かせる。
『うん?』
何か話がありそうな、そんな表情だったから俺は横の補助イスに前田を呼んだ。
どうやら横の席で福島は眠ってしまっているらしい。
前田は福島を起こさないように俺の隣に移動してきた。
『どうした?』
俯き加減で、どう説明していいかわからないといった顔で前田がゆっくり話し出した。
『う・・・ん、よくわかんないだけど、亜紀ね、昨日の夜売店に行くって1人で部屋を出て行って、で、戻ってきてから様子がおかしい』
『おかしいって?どんな風に?』
福島はたまにおかしな行動をするから、おかしいって言われても想像がつかない。
でもずっと一緒にいる前田は、そんな福島の微妙な変化を逃さない。
『私を「かわいい~っ」って、じっと見てくる』
『それ、いつも言ってるやつでしょ?』
福島は本当に前田が好きみたいで、よく本人を前に「かわいい」は言ってる。
実際、知り合ってからの3年ちょっとの間に、何回も聞いた。
『お財布も持たずに売店に行った』
『サザエさんだねww』
『ちょっ、真面目に聞いてっ』
『ごめん・・・』

