すれ違い、片思い


『前田、悪いけど、今日さ福島が教室に残るように協力してくれない?』



『何で?さっき亜紀が泣いて帰ってきた事と関係あるの?』



『あぁ』



前田はやっぱり鋭い。



『分かった。じゃあ今日は委員会があることにする。亜紀、いつも待っててくれるから』



『でも、絶対に亜紀を笑顔にするって約束して。じゃないと協力しない』



『もちろん笑顔にする。俺、頑張るから、頼む』



『分かった』



ホントに前田は鋭い。
俺が何をしようとしてるのかもう気づいてる。



『ありがと』



前田の協力で福島を1人にすることはできる。


福島にどう伝えようか・・・6限目の授業中ずっと考えた。