すれ違い、片思い


私か西谷か、どっちの鼓動かわからない。

でも両方の鼓動がかなりの速さで脈打っているのがわかる。




で、私の顔を見下ろして







『好きだよ・・・・・・福島は?』









もう、言葉が出てこない。

ただ涙がこぼれて






大好きな西谷の笑顔を見上げる。

まだ、少し不安そうな顔。


私は精一杯の勇気を出して













西谷にキスをした。













西谷は私の頭をまた自分の肩に寄せて



『・・・・うん。言わなくても、分かった、から・・・・』



また、真っ赤になったんだ。



『福島はやっぱりズルい』



そう言って、また私の大好きな笑顔で笑った。



『・・・・ごめんね、西谷・・・ずっとそばにいてくれてありがと・・・・・』



『俺、片思いも結構楽しかったよ』





2人で笑った









『福島にお願いがあるんだけど・・』



まだ頬の赤い西谷



『うん?』



顔を見上げる



『・・・もう他の男の肩借りないで・・・俺、だけにして・・・』



『ん・・・』