すれ違い、片思い


私を腕から解放して、また机に腰掛ける西谷の顔が赤い。俯いて髪の毛をくしゃくしゃってして。


俯いたまま私の顔を見てくれなくなったから


一歩、もう一歩西谷に近づいて


頭をポンポン



『うわっ、なっにす・・・』



さらに俯いて赤くなって・・・



『かわいいっ!』



ふふっ、少し意地悪をする。


まだ俯いて黙っているから、もう一度


西谷の頭に手を置いたその時


手首をグッと掴まれて・・・・


引き寄せられた瞬間大好きな西谷の顔が私の目の前に・・・



『・・ぁ』



視界が暗くなって、唇があたたかくなる。


それは不思議な感覚で・・・・。