すれ違い、片思い


『みんな、気づいてた、の?』



『うん。前田なんてさ、今日委員会なんて無いのにw』



『えっ?』



『俺が頼んだ。福島が教室に残るように。クラスのみんなにも早く出ていけって言って』



『・・・・・、!?』



『前田、ずっと福島の事心配してた。自分と大和が福島を悩ませてるんじゃないかって』



『圭が?』



『うん、何かあった?』



西谷の腕から一度離れる。

西谷は一歩下がって、机に腰掛けた。



『私ね、ずっとモヤモヤしてた。西谷が告白されたり、女子の視線を集める度に、イライラして・・・』



西谷の視線に少し照れるけど、頑張って続ける。



『でもね、イライラだけじゃなくて、色々な感情があって』



『色々な感情?』



『うん。イライラでしょ?ドキッとして、ツンってして、ズキンとして・・・・この感情たちが何なのか、さっきまでわからなかった・・・』



『で、わかったの?』



西谷は意地悪な顔で笑ってる。



『教えないっ』



『それズルくない?そこまで言っておいて・・・』



西谷がまた近づいて私を抱きしめてつぶやく



『もう俺、友達は無理だから・・・』



『うん・・・・』



『ずっと、好きだった。中学の入学式の日から・・』



『うん・・・』



『福島はズルい』



『え?』



『俺ばっか好きで』



『・・・・』