すれ違い、片思い


HRが終わり、帰り支度をしていると



『亜紀、私今日委員会があるけど、先帰る?』



『終わるまで待ってるよ』



『分かった。さっさと済ませて帰ってくるね』



『うん』




圭を見送って、しばらく椅子に座ったまま考える。


今日の昼休みのこと。

石原君の言った言葉。



立ち上がって窓際に行く。


まだ風が痛いくらい冷たいけど、窓を開ける。


『さむっ』


思わず声が漏れた。


ぼーっとグラウンドを眺めて、ふと気づく。


あれ?


・・・・・?


いない?





大和はいるよね?


・・・・・?











『・・・また百面相?』